美術
人物表現の洋風趣味Ⅱ 2020年10月3日（土曜） ～ 2020年11月23日（月曜）
海外の様々な文物が長崎を通して日本にもたらされた江戸時代。特に、人物の容姿を立体的に描く西洋の版画作品は、日本人の「人間」を見つめ描く眼差しを大きく変えました。洋風の人物表現に焦点を当てるシリーズの第2弾。この展示では、最近の研究で、作画のもととなった西洋製版画が特定できた作品とともに、未だにその図像の起源が謎のベールに包まれている人物画も紹介いたします。画家たちは何に基づいて、このような異国情緒あふれる作品を描いたのでしょうか？
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「老師父図」
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伝平賀源内筆「西洋婦人図」
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石川大浪筆、シーボルト題「ヒポクラテス像」
展示作品リスト
- 筆者不詳 武将図(出陣図) 江戸時代、17世紀初期 紙本著色 2曲1隻 当館蔵（池長孟コレクション）
- 筆者不詳 老師父図 江戸時代、17世紀初期 紙本油彩 1面 当館蔵
- 司馬江漢筆 蜆子和尚図 江戸時代、天明年間(1781-89) 紙本油彩 1幅 当館蔵（池長孟コレクション）
- Gaseo筆 美女と黄金図 江戸時代、18世紀後期 紙本著色 1面 当館蔵（池長孟コレクション）
- 伝平賀源内筆 西洋婦人図 江戸時代、18世紀後期 布地油彩 1面 当館蔵（池長孟コレクション）
- 石川大浪筆、シーボルト題 ヒポクラテス像 江戸時代、19世紀初期 絹本墨画 1幅 当館蔵（池長孟コレクション）
- 玄々堂 松本保居画 西洋王侯図 江戸時代、天保年間(1830-44) 紙本銅版墨摺（エッチング・アクアチント） 1枚 当館蔵（池長孟コレクション）
- 松尾秀山筆 紅毛人風俗図 江戸時代、19世紀中期 2曲1双 紙本淡彩 当館蔵（池長孟コレクション）
