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万国総図・万国人物図

世界図と人物図が対になっており、江戸時代初期の人々に海外知識を広めることに役立ちました。木版印刷されて流布する日本人作の世界地図の第一号ともいうべきもので、類図が数多く生まれましたが、現存例はいずれも極めて少ないため貴重なものです。東を上にした手書きの世界図には、地名はそれほど記されていません。人物図の一番右上には「日本」「大明」などがみえます。

【古地図】
名称 万国総図・万国人物図 ばんこくそうずばんこくじんぶつず
作者名 不明 
時代 江戸時代/17世紀前期
材質 万国総図:紙本著色 万国人物図:木版手彩
サイズ 万国総図:133.9×56.1 万国人物図:135.8×59.2
員数 2曲1隻
その他の情報 池長孟コレクション 題言末尾に「□保酉季春吉辰/於肥州彼杵/□崎□□」

来歴:池長孟→1951市立神戸美術館→1965市立南蛮美術館→1982神戸市立博物館

参考文献:
・神戸市立博物館『まじわる文化 つなぐ歴史 むすぶ美―神戸市立博物館名品撰―』図録 2019
・久下実「「正保 酉季春」版「万国総図」の検討」広島県立歴史博物館展覧会『守屋壽コレクションが迫る近世日本の新たな異文化交流像』図録 2016
指定区分
分野 絵図・地図