ぎやまん彫り鴛鴦草花文台付ガラス杯
鏨石(たがねいし)のような硬質な道具を用いて、ガラス表面を引っ掻くようにして、線刻(線彫り)で加飾する「ぎやまん彫り」による台付盃。鴛鴦は羽毛の線描が細かく表され、職工の熟練の技術がうかがえます。脚部の内側にある気泡は、西洋製の脚付き杯にみられるティアードロップ(涙形の気泡)から着想を得たのでしょう。
【びいどろ・ぎやまん・ガラス】
【びいどろ・ぎやまん・ガラス】
名称 | ぎやまん彫り鴛鴦草花文台付ガラス杯 ぎやまんぼりおしどりそうかもんだいつきがらすはい |
作者名 | 製作者不詳/日本製 |
時代 | 江戸時代後期/1776年~1825年 |
材質 | 鉛ガラス |
サイズ | 高5.1 口径4.9 比重3.99 |
員数 | 1 |
その他の情報 | びいどろ史料庫コレクション 来歴:1958びいどろ史料庫→2011神戸市立博物館 参考文献: 棚橋淳二「近世日本におけるガラス製造法の発展とその限界(一)」(松蔭女子学院大学・松蔭女子短期大学『研究紀要』第8号、1966) 神戸市立博物館『びいどろ・ぎやまん展 清涼な異国趣味』(神戸市健康教育公社、1983) 神戸市立博物館『開館30年プレ企画 受贈記念速報展 和ガラスの神髄―びいどろ史料庫名品選図録』(2011) |
指定区分 | |
分野 | ガラス |