切子ガラス漬物入れ 一対
蓋、身ともに面取りが施された蓋付きの容器。カットは車状工具によるもので、それぞれのカット面にばらつきがみられる。蓋と身は摺り合わせによって調整されている。本器は、収納箱の側面に「洋食器漬物入」とあることから、その用途がうかがい知れる。また、収納箱の底面には、第五回勧業博覧会で購入した旨が記される点でも興味深い。
なお、明治9年(1876)、大阪・南本町に創業した駒井硝子商店のカタログ『CATAROG OF GLASSWARE FOR EXPORT』CATALOG NO.8には、ガラス器、及び金属器ともに類似する図版が掲載されている。第五回内国博の開催地(大阪天王寺)、大阪で製造された海外向けのガラス器と想定される。
【びいどろ・ぎやまん・ガラス】
なお、明治9年(1876)、大阪・南本町に創業した駒井硝子商店のカタログ『CATAROG OF GLASSWARE FOR EXPORT』CATALOG NO.8には、ガラス器、及び金属器ともに類似する図版が掲載されている。第五回内国博の開催地(大阪天王寺)、大阪で製造された海外向けのガラス器と想定される。
【びいどろ・ぎやまん・ガラス】
名称 | 切子ガラス漬物入れ 一対 きりこがらすつけものいれ いっつい |
作者名 | 駒井庄太郎製ヵ/大阪ヵ |
時代 | 明治36年/1903年 |
材質 | ソーダ石灰ガラス |
サイズ | A:総高15.4 口径7.6/B:総高15.5 口径7.6 |
員数 | 2 |
その他の情報 | びいどろ史料庫コレクション 来歴:2009びいどろ史料庫→2011神戸市立博物館 参考文献: ・神戸市立博物館『開館30年プレ企画 受贈記念速報展 和ガラスの神髄―びいどろ史料庫名品選図録』(2011) |
指定区分 | |
分野 | ガラス |