北極中心世界地図
北極の真上からみた世界を描くもので、江戸時代の世界図のなかでも異彩を放ちます。極投影法による世界図ですが、理屈では赤道より南は投影不可能です。地図周囲の説明には、オランダ製の原図は北極中心図と南極中心図が対になっていて、地形が二分されて見え難いのでくっつけて、別に南極中心図をのせたことを記しています。小佐井道豪は熊本藩の人で、測量方の一員として小笠原測量も手がけました。
【古地図】【江戸時代の洋学】
【古地図】【江戸時代の洋学】
名称 | 北極中心世界地図 ほっきょくちゅうしんせかいず |
作者名 | 小佐井道豪 こさいどうごう |
時代 | 江戸時代、天保8年/1837年 |
材質 | 手書手彩 |
サイズ | 155.3×157.0 |
員数 | 1舗 |
その他の情報 | 秋岡武次郎コレクション 来歴:秋岡武次郎→1989神戸市立博物館 参考文献: ・神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008 ・神戸市立博物館編『古地図セレクション』 2000 ・藤崎俊成 「鬼才小佐井道豪才八と小笠原諸島研究」(『國史教育』第3巻第1号 1936) |
指定区分 | |
分野 | 絵図・地図 |