プトレマイオス地図帳
2世紀に活躍したプトレマイオスの世界観を復活させた地図帳。所収図は、16世紀初頭の最新情報に基づいた地図ではなく、古代に把握していた地理情報が中心となっています。ただ、巻末には中近東社会を中心に据えたハート型の新しい世界図が付され、西端には新世界アメリカ大陸を、そして東端には海岸線が不分明なアジアがみえます。さらにその東には三角形の形状をした“ZAMPAGU.INS.”(日本島)が描かれています。日本は、当時の基準子午線カナリア諸島から東に140~150度、経度からすればほぼ正しい位置にあります。地図の周囲には、蟹や天秤といった星座とともに風の神を描いています。
【古地図】
【古地図】
名称 | プトレマイオス地図帳 ぷとれまいおすちずちょう |
作者名 | シルバヌス編 |
時代 | /1511年 |
材質 | 木版二色刷 |
サイズ | 43.0×29.5 |
員数 | 1冊 |
その他の情報 | 来歴:1984神戸市立博物館 参考文献: ・神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008 ・神戸市立博物館編『古地図セレクション』 2000 |
指定区分 | |
分野 | 絵図・地図 |