日本国地理測量之図
伊能図の完成後、幕府天文方高橋景保はそれを一望できる日本図を編成し、忠敬の調査記録を網羅した『地勢提要』も著しました。本図は後に、その両者の情報をひとつにまとめて編纂したものです。日本図は伊能小図の西日本図と東日本図を合わせ国界線を記入していますが、方位線は消え、景観描写もかなり雑です。周囲には地名・緯度・江戸からの里程、北極出土地(緯度)、東西里差(経度)、道路里程など忠敬の測量成果が数多く表示されます。
【古地図】
【古地図】
名称 | 日本国地理測量之図 にほんこくちりそくりょうのず |
作者名 | 伊能忠敬著 高橋景保補 (1745-1818) |
時代 | 江戸時代後期/19世紀 |
材質 | 手書手彩 |
サイズ | 425.0×390.0 |
員数 | 1舖 |
その他の情報 | 来歴:1986神戸市立博物館 参考文献: ・赤木康司「『伊能図』に関する若干の考察」(『神戸市立博物館研究紀要』第10号) 1993 |
指定区分 | |
分野 | 絵図・地図 |