大山寺旧蔵 法華玄義釈籤(叡山版)
天台宗の根本経典である法華経の解説書である『法華玄義』を読み解くためのテクストが『法華玄義釈籤』です。この資料は、弘安4年~9年(1281~86)にかけて、権大僧都・承詮を願主として、日本天台宗の総本山・比叡山延暦寺で刊行されたものの一部です。巻末に「播州 明石郡太山寺」の書き込みがみえ、かつては天台宗の名刹・太山寺(神戸市西区)に伝来したことが知られます。中世の人々の経典を弘め伝えようとする強い意志を感じさせてくれる貴重な資料です。
【中世の神戸】
【中世の神戸】
名称 | 大山寺旧蔵 法華玄義釈籤(叡山版) たいさんじきゅうぞうほっけげんぎしゃくせん えいざんばん |
作者名 | |
時代 | 鎌倉時代、弘安4年~弘安9年/1281年~1286年 |
材質 | 木版墨摺 |
サイズ | 24.8~26.1×15.1~16.3 |
員数 | 10冊 |
その他の情報 | 来歴:1986神戸市立博物館 参考文献: ・神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008 |
指定区分 | |
分野 | 文書・書籍 |