日本地図印籠
印籠の表裏をもって日本図が描かれ、海上にはオランダ船などの船が浮かびます。日本図自体は江戸時代初期の寛文年間(1661-73)に刊行された「扶桑国図」を手本にしたと考えられます。印籠ならびに根付の出来もよく、日本図も美しい図柄です。作者は不明ですが、根付の方に「紀州又右衛門」の銘があります。
【古地図】【近世・近代の漆工・陶磁器・染織】
【古地図】【近世・近代の漆工・陶磁器・染織】
名称 | 日本地図印籠 にほんちずいんろう |
作者名 | 紀州又右衛門 |
時代 | 江戸時代後期/18~19世紀 |
材質 | 蒔絵 |
サイズ | 8.4×8.6×2.0 根付径4.4 |
員数 | 1点 |
その他の情報 | 来歴:1991神戸市立博物館 参考文献: ・神戸市立博物館特別展『コレクションの精華』図録 2008 ・三好唯義/小野田一幸『図説 日本古地図コレクション』河出書房新社 2004 ・荒川浩和編 『印籠と根付』(『日本の美術』?195) 至文堂 1982 |
指定区分 | |
分野 | 漆工 |