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坤輿万国全図屏風

1602年に中国で刊行された「坤輿万国全図」を模写したものです。「坤輿万国全図」は、イエズス会宣教師のマテオ・リッチが西洋製の地図を基にした漢訳世界図で、江戸時代の世界地理学に甚大な影響を及ぼしました。本図には原図にはない海上や沿岸の浅瀬表現が詳しく、ガラパゴス諸島や日本北方に金嶋・銀嶋があります。台湾が明末鄭氏時代の呼称である「東寧」とあることから、書写年代は17世紀をさかのぼらないでしょう。

【古地図】
名称 坤輿万国全図屏風 こんよばんこくぜんずびょうぶ
作者名 筆者不詳/日本 
時代 江戸時代/17世紀
材質 手書手彩
サイズ 167.5×379.1
員数 6曲1隻
その他の情報 南波松太郎コレクション

来歴:南波松太郎→1983神戸市立博物館

参考文献:
指定区分
分野 絵図・地図