大明省図
四枚一組の巨大な中国全図。よくみると西方の陜西・四川省、南方の雲南省は完全には描かれていません。また「大明省図」としながら、行政区の「省」を「道」におきかえています。本図とほぼ同規模、同内容のものが数点知られていますが、枚方市久修園院蔵の図は由来が記されていることで著名です。それによると江戸時代初期に日本に伝わり、幕府が秘蔵していた中国図を、元禄4年(1691)に模写したものといいます。本図もそのころ(元禄期)の作成と思われます。地名・山川・寺など詳細に記され、その大きさとともに、わが国江戸時代を代表する中国図です。
【古地図】
【古地図】
名称 | 大明省図 だいみんしょうず |
作者名 | 不明 |
時代 | 江戸時代、元禄年間か/1688〜1704年か |
材質 | 手書手彩 |
サイズ | 737.8×694.8 |
員数 | 4舗 |
その他の情報 | 南波松太郎コレクション 来歴:南波松太郎→1983神戸市立博物館 参考文献: |
指定区分 | |
分野 | 絵図・地図 |