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研究紀要

研究紀要:第21号(2005年)

執筆者 論題 要旨
岡 泰正 新出資料『長崎伝硝子製』を読み解く 江戸後期のびいどろに関する新出の文献資料紹介。文政14年の年紀をもち、とりわけ長崎びいどろの復元にあたって、有力なテキストとなると思われる。
三好唯義 五雲亭貞秀の地理調査レポート -『東海道五十三駅勝景』をもとに一 江戸後期~明治前期の浮世絵師・五雲亭貞秀は写実性・情報量の多さで、十分に歴史地理学の資料として扱える。『東海道五十三駅勝景』をもとに、その資料価値を考察したい。
勝盛典子 若杉五十八研究 江戸後期の長崎の洋風画家・若杉五十八について、近年あらたな資料が発見され、あらためてその画業について考察。またその使用顔料の科学的考察も紹介。
朽津信明 若杉五十八の作品に用いられている顔料の特徴について 若杉五十八の絵画作品に使用された顔料について、非破壊方式で調査。鉛系顔料とプルシアンブルーの使用が確認された。他に荒木如元、平賀源内などの作品も調査し、比較検討。
口野博史・富山直人・池田毅・松林宏典・前田佳久・渡辺今日子 伯母野山遺跡の研究 -斉藤英二氏寄贈資料の整理報告を中心として