びいどろ・ぎやまん・ガラス
ガラスのかたち 2022年5月24日(火曜) ~ 2022年7月8日(金曜)
細く伸びた首をもつ徳利、肩の張った角形の瓶、脚の付いた杯…江戸時代にはさまざまな「かたち」のガラス器がつくられました。それらの中には陶磁器、漆器、金属器などの異なる材質の器に着想を得たものも少なくありません。 一方で、江戸時代の和ガラスは、長崎貿易を通じてもたらされた西洋のガラス器も手本とされていました。硝子職人にとって、限られた情報しかなかった当時、器そのものが良い教材となっていたのでしょう。 本展では、江戸時代のガラス器の「かたち」に注目します。様々な器のかたちのルーツを探るとともに、光を透過するガラスの造形美に触れる機会となれば幸いです。
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型吹き色替り八角ガラス皿揃
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青色・黄色鶴首ガラス徳利
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手彫り切子ガラス蓋物
展示作品リスト
- 型吹き色替り八角ガラス皿揃 江戸時代(1772-1844)1式9枚 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- 青色・黄色鶴首ガラス徳利 江戸時代(1711-81) 1対2点 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- 型吹き算木文黄色角形ガラス徳利 江戸時代後期~明治時代前期(1844-89) 1点 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- 御神酒ガラス徳利 江戸時代(1772-1844) 1対2点 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- プレス桜文黄色ガラス簪 江戸時代~明治時代前期(1772-1889) 3本 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- 緑色ガラス丸形瓶 天保10年(1839)箱書き 1点 当館蔵
- 紫色ガラスかぶら形徳利 江戸時代(1772-1844)1点 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- オペークツイスト脚付ガラス杯 18世紀後半 イギリス製 1点 当館蔵
- オペークツイスト脚付ガラス杯 江戸時代(1772-1844)当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- カットガラス皿付蓋物 18世紀後半 ベルギーあるいはアイルランド製 1合 当館蔵
- 手彫り切子ガラス蓋物 江戸時代後期~明治時代前期(1844-89) 1合 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)