Language | 文字サイズ  S M L

美術

時を告げるからくりー和時計の世界 2024年12月24日(火曜) ~ 2025年2月16日(日曜)

私たちの生活のなかで最も重要な基準の一つが「時間」です。学校に行ったり仕事をしたり、何をするにも全てが時間によって管理されているといっても過言ではありません。
今でこそ皆が時間や時刻に対して共通の認識を持っていますが、こうした状況が当たり前となるには「誰もがいつでも時を知ることができる」環境が必要でした。それを実現した存在こそが時計です。
ひとえに時計といっても、日時計や水時計、砂時計など様々な種類がありますが、私たちに最も身近なものが機械時計でしょう。西洋から日本に機械時計が渡ってきたのは16世紀半ば頃のこと。当時日本で用いられていた不定時法に合わせ、和時計は独自の発展を遂げました。そのなかには、からくりの如く高度な技術が用いられたものや、美術品のように美しい装飾が施されたものも少なくありません。
本展では、江戸時代に製作された和時計や、その職人たちの優れた技術をご紹介します。人々の生活に異国情緒をもたらした独特の味わいをお楽しみください。

  • art1

    掛時計

  • art1

    時計図案帳

  • art1

    印籠時計

展示作品リスト

  • 掛時計 間々斎玄哲製 万治2年(1659) 金属 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 掛時計 兼松正真製 文政13年(1830)  金属 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 枕時計 江戸時代後期 金属/木・ガラス(ケース) 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 尺時計 江戸時代 金属・木・ガラス 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 尺時計 江戸時代 金属・木・ガラス 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 文鎮時計 江戸時代後期 金属 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 硯屏時計 江戸時代後期 金属・磁器/木(台座) 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 印籠時計 江戸時代 金属 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 大隅源助引札 江戸時代後期 紙本木版墨摺 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 時計図案帳 御幡栄三 江戸時代後期 紙本墨画淡彩・著色・拓本 1冊243点のうち 当館蔵(池長孟コレクション)