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考古・歴史

桜ヶ丘銅鐸・銅戈発見60年 銅鐸の源流 2024年9月14日(土曜) ~ 2024年12月8日(日曜)

桜ヶ丘銅鐸・銅戈群は、昭和39年(1964)12月10日、神戸市灘区桜ヶ丘町にて偶然発見されました。銅鐸14点と銅戈7点が一括して見つかったこと、表面に人物や動物が鋳出いだされた銅鐸を含むことなどから、昭和45年に一括して国宝に指定されます。発見後の迅速な対応によって散逸することなく、保存修理・公開できたことは、この銅鐸・銅戈群にとって幸いなことだったといえます。 銅鐸は弥生時代に日本で鋳造された青銅器です。その祖型そけいは中国や朝鮮半島に求められますが、銅鐸とはやや形状が異なって います。これまでの研究から、古くは中国の「銅鈴どうれい」とよばれていたものが、朝鮮半島から日本へ伝わり「銅鐸」へ独自に変化を遂げたとされます。

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    朝鮮式小銅鐸(複製)

展示作品リスト

  • 出土地点・出土地点遠望 紙焼写真 1点 昭和39年(1964)12月13日 当館蔵
  • 出土地点 紙焼写真 1点 昭和39年(1964)12月13日 当館蔵
  • 現地での出土状況 1点 紙焼写真 昭和39年(1964)12月13日 当館蔵
  • 出土状況の復元 紙焼写真 1点 昭和39年(1964)12月13日 当館蔵
  • 出土地点より東方をのぞむ 紙焼写真 1点 昭和39年(1964)12月12日 当館蔵
  • 忠清南道大田市槐亭洞出土 朝鮮式小銅鐸(複製)青銅 2点 青銅器時代 当館蔵
  • 慶尚南道大邸市坪里洞出土 朝鮮式小銅鐸(複製)青銅 2点 青銅器時代 当館蔵
  • 慶尚南道大邸市坪里洞出土 朝鮮式小銅鐸(複製)青銅 1点 青銅器時代 当館蔵
  • 慶尚北道月城郡入室里出土 朝鮮式小銅鐸(複製)樹脂 1点 青銅器時代 当館蔵
  • 朝鮮式小銅鐸(複製) 別府遺跡 樹脂 1点 弥生時代 当館蔵
  • 朝鮮式小銅鐸(復元)別府遺跡 青銅 1点 弥生時代 当館蔵
  • 馬鐸 慶尚北道慶州市金冠塚古墳(複製)青銅 1点 三国時代 当館蔵
  • 桜ヶ丘5号銅鐸(復元)青銅 1点 弥生時代中期 当館蔵
  • 桜ヶ丘4号銅鐸(復元)青銅 1点 弥生時代中期 当館蔵
  • 平田篤胤『弘仁歴運記考』 紙本木版墨摺 1冊 1836 当館蔵
  • 伝香川県出土 扁平紐式6区袈裟襷文 原品:東京国立博物館蔵(№37433) 樹脂 1点 弥生時代中期 当館蔵