古地図
国絵図の系譜 2024年9月14日(土曜) ~ 2024年12月8日(日曜)
江戸幕府が開かれると、諸国の地勢や生産力を把握するため、旧国ごとの地図「国絵図」の編纂事業がはじまります。
江戸幕府は、慶長、正保、元禄、天保の4度にわたって、諸大名に国絵図と郷帳の調進を命じたほか、寛永巡見使派遣の際にも国絵図の提出を求めました。こうして幕府のもとに集められた国絵図は、国土の基本情報として江戸幕府の勘定所と紅葉山文庫に1部ずつ保管されました。
幕府が所蔵していた国絵図は、一般庶民の目に触れることはありませんでした。しかしながら、大名家に所蔵されていた控図や下図、またそれらの写図は全国各地に遺されています。本展では、こうした江戸幕府撰国絵図の系譜に連なる地図をご紹介します。
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和泉国絵図
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河内国絵図
展示作品リスト
- 淡路国図 江戸時代前期 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 日本分形図 寛文6年(1666)当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 和泉国絵図 江戸時代前期 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 河内国絵図 天和2年(1682)写 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 大和国絵図 江戸時代前期 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 備中国図 江戸時代後期 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 丹波国天保国絵図関係文書 天保8年(1837) 当館蔵(南波松太郎コレクション)