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びいどろ・ぎやまん・ガラス

金魚を愛でる器 2025年7月5日(土曜) ~ 2025年8月31日(日曜)

夏の風物詩ともいえる金魚の飼育は、江戸時代半ば頃から庶民にも普及したといいます。18世紀後半に刊行された錦絵をみると、金魚が描かれるものもあり、その流行ぶりがうかがえます。色鮮やかな金魚とともに描かれているのが、それらを飼育するためのガラス製の容器、金魚玉や金魚鉢です。ガラスの特長は、陶磁器や漆器などにはない透過性、すなわち「無色透明」であること。あらゆる方向から色鮮やかな金魚を愛でることができるため、金魚を鑑賞・飼育するうえで最適といえます。
本展示でとりあげる江戸時代から昭和時代前期までにつくられた金魚を飼育するための器は、形や大きさも様々。金魚玉、金魚鉢を泳ぐ金魚を想像しながら、ぜひみなさんのお気に入りを会場でみつけてください。

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    太鼓形板ガラス張り金魚入れ

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    ガラス水中燭

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    水燭形金赤縁ガラス金魚鉢

展示作品リスト

  • 太鼓形板ガラス張り金魚入れ 明治時代(1867-1912) 1点 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
  • 金魚玉 明治時代中期~昭和時代前期(1889-1945) 3点 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
  • 型吹き多面体ガラス金魚鉢 昭和時代前期(1926-45) 1点 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
  • 金赤・乳白色被せ水色ガラス金魚鉢 大正時代~昭和時代前期(1912-1945) 1点 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
  • 花縁ガラス金魚鉢 大正時代~昭和時代前期(1912-1945) 1点 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
  • ガラス水中燭 江戸時代後期(1826-68) 1点 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
  • 水燭形ガラス金魚鉢 明治時代後期~昭和時代前期(1889-1945) 1点当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
  • 水燭形ガラス金魚鉢 明治33年(1900)箱書き 1点 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
  • 水燭形金赤縁ガラス金魚鉢 明治時代後期(1889-1912) 1点 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
  • 加賀屋久兵衛引札(初版) 文政11年(1828)頃 1枚 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)