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古地図

江戸時代のルートマップ「道中図」 2022年7月16日(土曜) ~ 2022年8月21日(日曜)

江戸時代には寺社参詣や名所めぐりの流行によって、全国各地を旅する人々が現れました。鉄道も飛行機もない時代、人々の主な移動手段は徒歩です。旅をする人が増えたとは言え、知らない土地を案内なしに歩くのは心許ない・・・そんな時に役に立ったのが、主要な街道の情報を示す「道中図」でした。これによって、人々は旅先について事前に情報を得ることができるようになりました。 ただし、道中図の役割は旅の際に用いるだけではありません。沿道の風景を描いた道中図は、居ながらにして旅する気分を味わわせてくれると同時に、全国各地の場所に関する知識を伝えました。 今回は、宿場や名所など江戸時代の人が必要とした情報に着目しながら、江戸時代に作製された道中図をみていきます。

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    東海道路行之図

展示作品リスト

  • 東海道路行之図 寛文頃 当館蔵
  • 東海道分間絵図 元禄16年(1703) 遠近道印 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 諸国道中大絵図 天和3年(1683)原板 鱗形屋孫兵衛 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 新増日本道中行程記全 天明8年(1788)再刻 墨竜斎編書之 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • いせ大和まいり名所絵図道のり 嘉永2年(1849) 南都大佛前ゑつ屋庄八板 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 五海道中細見記 安政5年(1858) 東講 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 大日本早引道中記 文政13年(1830) 東部籬島軒秋里編輯 当館蔵(南波松太郎コレクション)