考古・歴史
中世文書の世界 2022年8月23日(火曜) ~ 2022年9月25日(日曜)
日本中世史の研究において、もっとも重要といっても過言ではない「古文書」。しかし、こと博物館の展示においては、「地味」「つまらない」というイメージを持たれがちです。その原因は何よりも「読めなくて難しい」ではないでしょうか。 しかし、古文書は書かれている文字だけでなく、その形態や書き方からも多くの情報が得られます。これらに注目することで、文字には現れない、書き手の考えも読み取ることができるのです。 本展では、神戸市立博物館が所蔵する中世文書について、「読めなくても大丈夫」をテーマに、「手紙の書き方」「古文書のかたち」「花押・印」の三つの切り口から、魅力、楽しみ方をご紹介します。
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豊臣秀吉朱印状
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羽柴秀吉書状案
展示作品リスト
- 羽柴秀吉書状案 天正10年(1582) 紙本墨書 当館蔵
- 豊臣秀吉朱印状 天正13年(1585) 紙本墨書 当館蔵
- 豊臣秀吉朱印状 天正20年(1592) 紙本墨書 当館蔵
- 足利直義禁制 建武3年(1336) 紙本墨書 太山寺蔵
- 兵庫県重要有形文化財 羽柴秀吉制札 天正7年(1579) 木札 淡河本町自治会蔵
- 毛利輝元書状(垣屋文書) 戦国時代 紙本墨書 個人蔵
- 織田信長朱印状 天正3年(1575) 紙本墨書 当館蔵
- 細川忠興黒印状 江戸時代、17世紀 紙本墨書 当館蔵