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古地図

地図帳をめくる 2022年12月24日(土曜) ~ 2023年2月12日(日曜)

ヨーロッパでは、ルネサンス期の古代文化の再発見と印刷技術の発明、そして海上交通の発展が、地図帳の作成に大きな影響を与えました。特に、15世紀にはじまる大航海時代は世界各地の地理情報をもたらし、地図に描かれる世界の姿を徐々に広げました。16世紀後半には大航海時代の成果が一つの地図帳に結実し、アジアや日本をその一ページに収録します。
一方、日本において地図帳が作られるようになったのは、江戸時代といわれます。商業出版が隆盛を迎え製版印刷技術が発展した結果、多様な地図帳が生み出されました。近代に学校制度が成立すると、地図帳は地理教育の中で用いられるようになります。いまでは誰もが一度は地図帳を開いたことがあるでしょう。
この度は、当館の古地図コレクションから、古今東西のさまざまな地図帳を一堂に展示いたします。つくられた時代、場所、目的によって異なる様を呈する地図帳をお楽しみください。

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    世界の舞台

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    オルテリウス肖像

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    日本分形図

展示作品リスト

  • 世界の舞台 1570年 A.オルテリウス 紙本銅版著色 当館蔵
  • オルテリウス肖像 1592年 紙本銅版著色 当館蔵
  • テイセラ日本図 1595年 L.テイセラ 紙本銅版著色 当館蔵
  • シルバヌス編プトレマイオス地図帳 1511年頃 B.シルバヌス 紙本木版刷色 当館蔵
  • 世界都市図帳 1572~1618年 G.ブラウン,F.ホーヘンベルフ 紙本銅版 当館蔵
  • 日本分形図 寛文6年(1666) 紙本木版著色 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 唐土歴代州郡沿革地図 寛政年間(1789~1801)頃 長久保赤水 紙本木版刷色 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 唐土歴代州郡沿革図 安政4年(1857) 二宮惺軒 紙本木版刷色 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 国郡全図 天保8年(1837) 青生東谿 紙本木版刷色 当館蔵(南波松太郎コレクション)
  • 新刻日本輿地路程全図 文化8年(1811) 長久保赤水 紙本木版著色 当館蔵(南波松太郎コレクション)