考古・歴史
鏡に描かれた生き物たち 2022年12月24日(土曜) ~ 2023年2月12日(日曜)
「鏡」といえば、現代では物の姿を映しみる板ガラス製の鏡が思い浮かぶことでしょう。今回ご紹介する鏡は銅、錫、鉛の合金である青銅でつくられています。
青銅鏡は、古くは弥生時代に古代中国から日本列島へもたらされ、明治時代中頃に板ガラス鏡が普及するまで長く用いられました。鏡面の裏側となる背面には様々な文様が描かれています。
鏡は時代によって使われ方が異なっていたと考えられており、鏡背面に描かれた文様も様々です。本展では当館が所蔵する青銅鏡のなかから生き物の描かれた鏡をご紹介します。現実には存在しない空想上の生き物や身近に生息する動物や鳥、縁起の良い生き物たちの姿は何を物語るのでしょうか。鏡に描かれた生き物たちの世界にご注目ください。
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瑞花鴛鴦八稜鏡
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松喰鶴鏡
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瓜蝶雀鏡
展示作品リスト
- 蟠螭文鏡 前漢時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 四獣四乳鏡 後漢時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 飛雲瑞花双鳳文鏡 唐時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 海獣葡萄鏡 唐時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 三角縁唐草文帯三神三獣鏡(複製) 古墳時代 1点 当館蔵
- 半円方形帯六獣鏡 古墳時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 花枝飛禽文八稜鏡 宋時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 瑞花鴛鴦八稜鏡 平安時代後期 1点 当館蔵
- 松喰鶴鏡 平安時代末~鎌倉時代 1点 当館蔵
- 瓜蝶雀鏡 平安時代末 1点 当館蔵
- 州浜菊双雀鏡 鎌倉時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 桧垣瑞花双雀鏡 鎌倉時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 松竹双鶴柄鏡 室町時代末 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 桐文双鶴柄鏡 桃山時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 杜若波兎柄鏡 江戸時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 飛瀑鯉柄鏡 江戸時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 杜若双蝶柄鏡 江戸時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 梅鉢文葡萄棚栗鼠柄鏡 江戸時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 海棠尾長鳥柄鏡 江戸時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 蓬莱鏡 江戸時代 1点 当館蔵(古家コレクション)
- 日出松鶴亀方鏡 江戸時代 1点 当館蔵(古家コレクション)