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考古・歴史

描かれた神戸名所 長谷川小信錦絵特集 2024年3月30日(土曜) ~ 2024年6月8日(土曜)

今回の展示では、明治時代の神戸を鮮やかに描いた長谷川小信の作品を特集しています。長谷川小信(二代貞信、1848-1940)は、文明開化期の風景や風俗を題材にした開化錦絵を描きました。彼の錦絵は、神戸や大阪といった都市を舞台にしています。
神戸は、慶応3年12月7日(1868年1月1日)の開港以来、人々や文物が出入りする港町として栄えました。特に外国人居留地では、海岸沿いに西洋風の建物が並び、西洋人や中国人が頻繁に行き交う異国情緒が人々の目を驚かせました。
一方で、小信は和田岬や布引の滝など、古くから知られる名勝地を描いた作品も残しています。しかし、その中には新造の建築物などを共に描いており、神戸のハイカラな雰囲気を醸し出しています。
小信の作品は、浮世絵の伝統を受け継ぎつつ、目新しい景観を描いた開化錦絵の独特の味わいにあふれています。明治時代の神戸を、色鮮やかに感じてみてください。

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    摂州神戸海岸繁栄之図

展示作品リスト

  • 摂州神戸西洋人馬颿之図 長谷川小信(二代貞信) 明治4年(1871)頃〜明治8年(1875) 木版色摺 1点 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 摂州神戸海岸繁栄図 長谷川小信(二代貞信) 明治4年(1871)頃〜明治8年(1875) 木版色摺 1点 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 摂州神戸海岸繁栄之図 長谷川小信(二代貞信) 明治4年(1871) 木版色摺 3枚続 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 摂州神戸布引の滝之図 長谷川小信(二代貞信) 明治4年(1871)頃〜明治8年(1875) 木版色摺 1点 当館蔵(池長孟コレクション)
  • 神戸名所之内 和田之岬 長谷川小信(二代貞信) 明治5年(1872)〜明治8年(1875) 木版色摺 1点 当館蔵(池長孟コレクション)