びいどろ・ぎやまん・ガラス
彩られたガラス 2025年2月11日(火曜) ~ 2025年3月23日(日曜)
多様な形や鮮やかな色など、様々な魅力をまとったガラス器はそれ自体で美しいものです。その中には、彩絵、焼付技法や蒔絵などによって、さらに彩を添えたものも製作されました。ツルツルとしたガラスに絵付をするのは一見難しいように思われますが、膠や荏油、漆などを媒材とすることで絵や模様を施すことができます。
日本製ガラスに描かれた繊細な鳥や、可愛らしい花、大胆な山水文など、そのデザインは実にバラエティー豊かです。西洋製ガラスの華やかな金彩は、光り輝くガラスにさらに煌びやかさをもたらします。ガラス本来の魅力と呼応するように響き合う美しい絵付の数々。その千紫万紅の美をじっくりとお楽しみください。
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蒔絵山水文紫色鶴首ガラス徳利
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型吹き焼付桜に雀図ガラスコップ
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彩絵桜文赤紫色ガラス猪口
展示作品リスト
- 彩絵紫色花卉文瓢形ガラス瓶 日本製 江戸時代(1711-81) 1点 当館蔵
- 彩絵桜花栃葉文緑青色ガラス猪口 日本製 江戸時代~明治時代前期(1772-1889) 1口 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- 彩絵桜文赤紫色ガラス猪口 日本製 江戸時代(1781-1844) 1口 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- 型吹き彩絵鯛文ガラス盃 日本製 寛政2年(1790)箱書き 1枚 当館蔵
- 型吹き彩絵桃文ガラス盃 日本製 江戸時代(1772-1844) 1枚 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- 型吹き焼付桜に雀図ガラスコップ 絵付:松浦玉圃 明治時代中期(1883-96) 1口 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- 型吹き焼付紅梅に文鳥文ガラスコップ 絵付:松浦玉圃 明治時代中期(1883-96) 1口 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- 蒔絵山水文紫色鶴首ガラス徳利 日本製 江戸時代(1772-1844) 1本 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- 蒔絵牡丹文紫色ガラス徳利 日本製 江戸時代~明治時代前期(1772-1889) 2本 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- 型吹き蒔絵御所車文緑色ガラス角徳利 日本製 江戸時代(1711-81) 1本 当館蔵(びいどろ史料庫コレクション)
- 金彩葡萄文脚付ガラス杯 イギリス製 天保3年(1832)箱書き 1口 当館蔵
- 金彩花綱文ガラス皿 ボヘミアあるいはオランダ製 19世紀前半 1枚 当館蔵
- 金彩花綱文カットガラス猪口 ボヘミアまたはフランス製 19世紀前半 8口 当館蔵