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考古・歴史

中世の大きな土器―壺と甕― 2025年2月18日(火曜) ~ 2025年3月23日(日曜)

壺やかめは「貯蔵具」と呼ばれ、酒や穀物のような、液体や固体のモノを貯める機能をもつ土器です。壺は口径が胴回りより小さいもの、甕は大型で口径が広く頸部けいぶ(口部分と胴部分の間)が短いもの、とされています。日本では、甕は縄文時代に、壺は弥生時代に登場します。モノを貯めるという性質によって、運搬に向いた小型のものから地面に埋めて貯蔵する大型のものまで、さまざまな大きさの壺・甕が作られました。
中世の日本では、問丸といまると呼ばれる海上輸送業者の活動によって、物流が活発になります。大型の壺や甕はモノを貯める容器として、あるいはそれ自身が商品として流通し、生産地から遠く離れた土地まで運ばれていきました。それらは、酒や穀物だけでなく大量の銭を納めたり、骨壺(蔵骨器)などとしても用いられていたことがわかっています。
中世の人々の暮らしを、そのサイズで支えた大きな土器。あなたなら、何を入れますか?

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    東播系中世須恵器 甕

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    備前焼 壺

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    丹波焼 瓜蝶鳥文小壺

展示作品リスト

  • 東播系中世須恵器 壺  平安時代後期 当館蔵
  • 東播系中世須恵器 甕  鎌倉時代後期 当館蔵
  • 亀山焼(系) 甕  室町時代後期 当館蔵
  • 備前焼 沈線文壺  室町時代 当館蔵
  • 備前焼 壺  室町時代 当館蔵
  • 備前焼 大甕  室町時代後期 当館蔵
  • 備前焼 波状文小壺  室町時代中期 当館蔵
  • 丹波焼 瓜蝶鳥文小壺  平安時代末期 当館蔵