美術
春を祝う 鶴亭とその弟子たち 2020年1月11日(土曜) ~ 2020年3月1日(日曜)
長崎出身の黄檗僧・鶴亭(1722-85)は、18世紀の京都・大坂を中心に活躍した画家です。彼の鮮やかな著色花鳥画や大胆な筆遣いの水墨花木図は魅力にあふれ、鶴林、鶴洲、木村蒹葭堂らが師事しました。鶴亭が長崎からもたらした絵画の新風は、伊藤若冲や与謝蕪村など、同時代の画家たちに大きな刺激を与えたと考えられています。今回は新年にちなみ、鶴亭とその弟子たちが描いた春を祝う、おめでたい作品を紹介します。
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鶴亭 四君子・松・蘇鉄図屏風 当館蔵
展示作品リスト
- 鶴亭 大根にねずみ図 明和~天明初期当館蔵
- 鶴亭 墨梅図 宝暦9-11年(1759-61)頃 当館蔵
- 鶴亭 四君子・松・蘇鉄図屏風 宝暦11年(1761)7月 当館蔵
- 鶴林 白梅薔薇黄鳥図 江戸時代・18世紀後期 当館蔵
- 鶴洲 白梅黄鳥図 江戸時代・18世紀後期-19世紀初期 当館蔵
- 鶴洲 梅に叭々鳥図 安永9年(1780)春 当館蔵
- 木村蒹葭堂 桃花図 宝暦7年(1757)2月 当館蔵