考古・歴史
幕末の台場築造と地域社会 2020年1月11日(土曜) ~ 2020年3月22日(日曜)
幕末期、大阪湾岸には実に100基を超える台場が築造されています。「台場」とは大砲を備える軍事施設ですが、特に1860年代には西洋の技術を採り入れた大規模な台場が主流になっていきます。幕府は、将軍の武威を国内外に示すため、近代的洋式台場の築造を進めていきます。しかし、そのビックプロジェクトの実現には、地域社会の協力が不可欠でした。この展示では、実物史料をもちいて、その一旦をご紹介します。
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湊川砲台写真 当館蔵
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西宮川崎石堡壔外郭縮図 当館蔵
展示作品リスト
- 西宮・川崎石堡壔外郭縮図 元治2年(1865)3月 当館蔵(神戸市指定文化財「和田岬・湊川砲台[台場]関係史料」のうち)
- 石堡塔立面図 文久3~慶応元年(1863-65)頃 当館蔵(神戸市指定文化財「和田岬・湊川砲台[台場]関係史料」のうち)
- 摂州和田ヶ岬石堡塔築造御入用凡積目論見帳 文久3年(1863)6月 当館蔵(神戸市指定文化財「和田岬・湊川砲台[台場]関係史料」のうち)
- 和田岬砲台古写真 明治時代・1870年代初頭 当館蔵
- 湊川砲台古写真 明治時代・1870年代初頭 当館蔵
- 北浜惣会所日記 文久4~元治2年(1864-65) 個人蔵・当館寄託
- 先借申一札之事 文久3年(1863)10月 当館蔵(嘉納次郎作家文書)
- 敷盤木台木居手間積 文久3年(1863)10月 当館蔵(嘉納次郎作家文書)
- 細工手間賃見積書 (文久3年[1863]カ)10月5日 当館蔵(嘉納次郎作家文書)
- 覚(土方人足賃金)
- 鉄柱座鉄(カジ善) 文久3~慶応元年(1863-65) 三菱重工業株式会社神戸造船所所蔵・当館寄託(国史跡「和田岬砲台」関係資料)
- 膝形鉄釘座鉄母螺 文久3~慶応元年(1863-65) 三菱重工業株式会社神戸造船所所蔵・当館寄託(国史跡「和田岬砲台」関係資料)
- まきはだ 文久3~慶応元年(1863-65) 三菱重工業株式会社神戸造船所所蔵・当館寄託(国史跡「和田岬砲台」関係資料)
- 2階床板材「嘉納改」焼印材 文久3~慶応元年(1863-65) 三菱重工業株式会社神戸造船所所蔵・当館寄託(国史跡「和田岬砲台」関係資料)