古地図
地図でみる世界 2020年5月19日(火曜) ~ 2020年6月21日(日曜)
江戸時代の日本は、いわゆる鎖国政策によって、外国との交流が制限されていました。しかし、オランダや中国、朝鮮、琉球などの限られた国々を通して、世界の地理知識などを得ていました。こうしてもたらされた新しい知識は、江戸時代の人々が思い描く世界のすがたに影響を与え、多種多様な世界図が作られるようになったのです。今回の展示では、江戸時代以前から続く伝統的な仏教系世界図から、18世紀以降に登場する蘭学系世界図までを紹介します。江戸時代の人々がみていた世界のすがたをご覧ください。
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南瞻部洲図
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万国総界図
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フィッセル改訂ブラウ世界図
展示作品リスト
- 南瞻部洲図(なんせんぶしゅうず)(飛行船)、19世紀、江戸時代後期、南波松太郎コレクション
- 万国総界図、武州江城府下 画工石川流宣(いしかわとものぶ)、板元 江戸通油町 相模屋太兵衛、貞享5年(1688)春、池長孟コレクション
- 万国総図・世界人形図、慶安5年(1652)カ、池長孟コレクション
- 世界万国地球図、小林謙貞作図 板所 大坂住 池田屋新四郎、伊勢屋平左衛門、宝永5年(1708)2月吉日、池長孟コレクション
- フィッセル改訂ブラウ世界図、作者不明、江戸時代後期、池長孟コレクション
- 新訂万国全図、高橋景保(たかはしかげやす)編、亜欧堂田善鐫、文久7年(1810)春3月、秋岡武次郎コレクション