古地図
鳥瞰図! 2020年8月13日(木曜) ~ 2020年9月22日(火曜)
空を飛ぶ鳥の目から見たかのように、地表景観を描いた俯瞰図を鳥瞰図といいます。江戸時代の鳥瞰図は、実際には見えない場所も見えるかのように描くなど、大胆なデフォルメがされているものが多く見られます。地形の正確さよりも、視覚的な楽しさや、わかりやすさが求められたのでしょう。 日本で鳥瞰図が盛んに描かれるようになったのは江戸時代後期といわれます。この展示では、葛飾北斎(1760-1849)や、鍬形蕙斎(1764-1824)、五雲亭貞秀(1807-79)など、江戸時代の鳥瞰図を語る上で欠かせない絵師たちの手になる作品をご紹介します。
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「日本鳥瞰図」
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葛飾前北斎戴斗老人画「東海道名所一覧」
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画狂老人卍齢八十一「唐土名所之絵」
展示作品リスト
- 日本鳥瞰図 江戸時代後期 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 大日本名所一覧 東都前広重喜斎立祥図画 江戸時代末 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 唐土名所之絵 画狂老人卍齢八十一 天保11年(1840) 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 東海道名所一覧 葛飾前北斎戴斗老人画 文政元年(1818) 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 東海道鳥瞰図 蓬莱春升画 弘化3年(1846)頃 当館蔵
- 花洛一覧図 発行風折政香画工黄華山 文化5年(1808)以降 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 江戸鳥瞰図 江戸鍬形紹真筆 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 浪花名所一覧 江戸時代後期 当館蔵
- 西国内海名所一覧 五雲亭貞秀画 慶応元年(1865) 当館蔵