考古・歴史
神戸と“清盛さん” 2021年2月6日(土曜) ~ 2021年3月28日(日曜)
平安時代の末頃、日本初の武家政権(平氏政権)を打ち立てたとされる平家の棟梁、平清盛(1118-81)。この人物のイメージは「おごる平家は久しからず」などの言葉に象徴されるように、決して良いものではないようです。
一方で、日宋貿易の拠点として大輪田泊を整備し、福原に別荘地を建てるなど、清盛は神戸ゆかりの人物でもあります。それにより、神戸では「兵庫開発の恩人」と評され、人々から親しみを持たれています。
清盛はどのように歴史上捉えられ、神戸で受け止められてきたのか、館蔵資料からうかがってみたいと思います。
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月岡芳年「芳年武者無類 平相国清盛」
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(兵庫)清盛塚と琵琶塚【最新のえはがき 文化の大神戸市 FINE VIEWS OF KOBE】
展示作品リスト
- 月岡芳年 芳年武者無類 平相国清盛 明治10年(1877) 紙本木版色摺 1枚 当館蔵
- 歌川国芳 清盛入道布引滝遊覧 悪源太義平霊討難波次郎 文政末期(1827-30) 紙本木版色摺 3枚続 当館蔵
- 月岡芳年 新形三十六怪撰 清盛福原に数百の人頭を見る図 明治22年(1889) 紙本木版色摺 1枚 当館蔵
- 月岡芳年 平清盛炎焼病之図 明治14年(1881) 紙本木版色摺 3枚続 当館蔵
- 式亭三馬作 小川美丸画 昔語兵庫之築島 文化7年(1810) 紙本木版墨摺 1冊 当館蔵
- 文部省 尋常小学日本歴史 明治44年(1911) 紙本印刷 1冊 当館蔵
- (兵庫)清盛塚と琵琶塚【最新のえはがき 文化の大神戸市 FINE VIEWS OF KOBE】 昭和初期 絵葉書 16枚のうち1枚 当館蔵
- 西村公朝 平清盛坐像 昭和56年(1981) ブロンズ 1躯 当館蔵