古地図
城下町の古地図 2021年5月25日(火曜) ~ 2021年7月4日(日曜)
江戸時代、城下町は藩領における政治、経済、軍事の中心地でした。明治維新後、幕藩体制は崩壊しましたが、城下町は近代の日本においても大きな役割を果たし続けました。明治22年(1889) の市制・町村制施行時に市に指定された 36 の都市は、東京、京都、大阪の三都と、長崎や横浜などの主要港湾都市を除き、すべて旧城下町とそれに準じたところでした。さらに、現在 の47の県庁所在地は、札幌や神戸など例外を除けば、その大半が旧城下町です。まさに、日本の大都市の多くが城下町を母体としているといえるでしょう。 城下町のほとんどは、16世紀から 17世紀初期の間に計画的に建設されました。そのため、地勢や水利、街道、寺院配置など様々な工夫が施されています。本展では、江戸時代の城下町の絵図から、領主や軍学者らはどのように城下町を設計し整備したのかを探ります。
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伏見桃山御殿城ノ画図
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山城国淀城絵図
展示作品リスト
- 松代城下測量分間絵図 江戸時代後期、19世紀 紙本著色 1舗 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 福井城下町図 江戸時代 紙本著色 1舗 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 伏見桃山御殿城ノ画図 江戸時代 紙本著色 1舗 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 山城国淀城絵図 江戸時代 紙本著色 1舗 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 萩城之古図 江戸時代 紙本著色 1舗 当館蔵(南波松太郎コレクション)
- 明石之図 江戸時代 紙本著色 1舗 当館蔵(南波松太郎コレクション)